時間が増える
「自由が増える」に通ずる部分もあるが、ものが減れば、結果時間も増える。
我々がものに費やしている時間というのは、思っている以上に多いものである。
先にお話したような、
・メンテナンスの手間がかかるようなもの
・テレビやスマホ、PCなどの意識を奪われ時間を消費してしまうようなもの
はもちろんの事、
何かを買いたいと思って調べたり、検討したり、実際に買いに行ったりする時間も、実は膨大に消費している。
私は楽器とカメラが趣味だが、これらも買うときにはとてつもなく時間を使って調べたし、何度もお店に通ってみたし、買った後はそれを使う時間がかかるのはもちろんの事(それを無駄な時間とするならそもそも買った意味はないかもやけど)、保管に気をつかったり、それに付随するものがまた欲しくなって調べたり、もうエンドレスに時間を奪っていく。(そしてお金も奪われる・・・)
「もの」に執着しなければ、
お金も時間も生まれるし、自由も生まれる。
これがミニマリストになる大きなメリットであることは間違いない。
ミニマリストの考え方はただ、
という話ではなく、一種の哲学とも言える考え方で、
「ものに執着せず、足るを知る」という
ただ一方で、本当にそれでいいのか、とも思うんですよね。
というのは、
チェロも土日演奏会の練習や本番でいたずらに時間を奪われ、自由を奪われているけども、好きでやってるなら仕方ないよね、とも。
「ときめくものに囲まれて暮らす」
こんまりさんの考え方はここら辺を抽象的な言葉でうまく核心に迫っていると思う。
この考えなら行き過ぎた考えにもならない。
でも、ときめきの感性をちゃんと適正にコントロールしないと、
「持ってるものは全部ときめくからこれでいい!」
とゴミ屋敷の住人のような考え方にも至りかねない。
ここの塩梅(あんばい)がきっと難しいし、ミニマリストそれぞれが考えるべき課題なんだろうと思うんですよね。
コメント