「パーフェクトペンシル」をご存知でしょうか?
ペンシル=鉛筆で、直訳すると「完全な鉛筆」。どういうことか?
それは、「書く」「消す」「削る」を一本で完結させた、完全な鉛筆、ということである。

「え?シャーペンの方が完璧じゃない?」
「フリクションの方が凄くない?」
とかは禁句である。
いや、比べても鉛筆の方が良いかも。
鉛筆の良さ
鉛筆の良さは、個人的には下記にあると思っている。
・壊れない、インク切れ、シャー芯切れの心配がない(メンテナンス不要)
・気軽に使える(蓋とかいらないので、机にそのまま放置でき、すぐ書ける)
・削って減っていく儚さ、有限性(ここは趣味の世界・・・)
シャーペンとか、ボールペンとか壊れたりするじゃないですか。
シャーペンは芯詰まったりするし、なんか細すぎて書きにくいし(個人的意見)、芯折れるし。
ボールペンはインクなくなってたり、急に出にくくなったり、困るじゃないですか。
万年筆はメンテナンスめんどくさいし、紙透けちゃったり、インクで汚れたりするし。
そう思えば鉛筆って最高な気がしてきませんか?
クリエイティブな気持ちにさせてくれませんか?(個人的意見)
それでいて幼少期の気持ちも思い出させてくれたり・・・
安定して書ける確証があるので、思考が分断されないのが良いですよね。
・・・・文具は鉛筆以外考えられなくなってきましたね。
鉛筆の弱点ってなんでしょう?
公的文書のサインに使えない?それは諦めてください。
違いますよね、芯が折れちゃうリスクですよね、わかります。
鉛筆の弱点を克服、それが「パーフェクトペンシル」だ
そう、先の議論で、
・鉛筆が最高の筆記具
・リスクは芯が折れることのみ
ということがわかってもらえたかと思う。
つまり、芯が折れても対応できれば、もう何も怖くないってこと。
他にもう何もいらないってこと。
その恐怖を克服し、「書く」「消す」「削る」を一本で完結させたのが「パーフェクトペンシル」だってことです。
書けるのは当たり前として、消しゴムも付いてて文字を消せて、唯一の弱点である「芯が折れるリスク」すらも克服してしまっているんです。
これもう買うしかありませんね。
では本題のパーフェクトペンシルの解説に入りますね。
パーフェクトペンシルの種類
パーフェクトペンシルは、
・富裕度
・文具オタク度
に応じて、幾つかの階層があります。
パーフェクトな鉛筆なので、ものすごく高価なのではないかと心配されたそこのあなた!
ご安心ください。最高でも5万円程度なのでリーズナブルです。
さて、階級別に紹介していきます。
<機能だけ使えれば良い方・初級者・下流階級>
・KIDS パーフェクトペンシル

・KIDS パーフェクトペンシルジャンボ

おそらくこのページにたどり着いた方は、この階級のペンシルは求めてないかと思いますので、スルーしてもらっても良いですよ。
もうお金が本当になくて、でもどうしてもパーフェクトなペンシルが欲しい人だけ検討ください。
パーフェクトペンシルの良さを感じられないと思うので、これら買うくらいならのちに紹介する「カステル9000番」を買いましょう。
ジャンボの方は、削りカスも収納できるので、ここは唯一の機能にはなります。
<デザインも重視しつつお手頃価格でいきたい・中級者・中流階級>
ここからがパーフェクトペンシルとして認められる階級かと思います。
予算は3,000〜1万円程度あれば買えるので、安月給なあなたでもギリギリ買えるでしょう。
まぁ鉛筆で1,000円超える段階で常人だと受け入れられないケース多いですよね。
一番最初に紹介するカステル9000番のパーフェクトペンシルは、安いところだと1,000円前後で買えます。自分も持ってました。
・パーフェクトペンシル カステル9000番


自分も一番最初に買ったパーフェクトペンシルはこれでした。
プラスチックボディーですが、デザインは高級モデルと同じ形をしており、所有感があります。
プラスチックボディというのが逆に良くて、
・軽い
・ラフに扱える
というメリットがあり、使用頻度はとても高かったです。
色は限定カラーでブラックもあったかと思いますが、上記の写真のものはグリーンで、カステル9000番の鉛筆カラーとなります。
これがまた良いんですよね。色味と鉛筆刺した時の完成感が。
正直専用鉛筆を刺さないと魅力半減です。
愛用していましたが、度々落とした際、ヒビ入ってしまい処分となってしまいました。
買いなおしても良いなと心から思えます。
パーフェクトペンシル欲しいけど買おうか悩んでる方はまずこれから買っちゃってください。
替えの鉛筆はこちら。Bですが、日本的にはHくらいの硬さと思った方が良いかもです。
・UFOパーフェクトペンシル


いよいよパーフェクトペンシルの入り口といったところですね・・・
価格も一気に高くなりますが、それでも余裕の1万円以下なので即決ですね。
自分も現在このUFOをメインで使ってます。
やはり鉛筆の削り心地など、先のプラスチックの者たちとは比べ物にならないくらい良いです。
とりあえず満足できるクオリティーですね。所有感だいぶ出ます。
ただ、デザインの好き好きは分かれそうですね。いわゆる「伯爵コレクション」のデザインとは全然違ってます。ここは好みでしょう。
あと個人的にはゴムが2つ巻いてあるのが好かなくて、例えばペン刺しとか刺すと取れちゃうんですよね。
ノートとか挟むとゴムの黒がついちゃうし・・・
滑らないのは良いですけどね。
木軸はオレンジとブラックがありますが、鉛筆の違いなだけなので、そんなに気になくて良いです。自分はオレンジ買いました。
市販の鉛筆も普通に使えますので、自分は今は三菱のMaster Writingを付けてます。
そして名入れをしています。
色入れなくても、削るだけで金の文字になり、だいぶかっこいいです。


<これが本当のパーフェクトペンシル・上級者(沼)・上流階級>
いよいよ、真のパーフェクトペンシルの世界へ・・・
鉛筆に対して万単位でお金を使うことになるため、周囲の理解を得ることはもはや困難な世界です。
周りから
「あいつは鉛筆に何万もかけてどうかしてる」
と思われてしまうか、はたまた、
「それほどまでにお金を持ち合わせている超金持ち?」
「そこまで鉛筆にこだわるなんて、なんてこだわりの強い人なの!?」
と評価を上げる可能性もあります。
外で使っていると知らないおじさんに話かけられたりします。
(興味を持つ層が若者でないことは明白です)
まぁ評価はどうなるか保証できませんが、話のネタには確実になります。
廃人コースへようこそ。
廃人になるにも幾つか道があるので紹介します。
パーフェクトペンシル プラチナコーティング

廃人コースの中でも入門機、「パーフェクトペンシル プラチナコーティング」です。

本体が高いのもありますが、消しゴムキャップ、消しゴム、鉛筆自体もめちゃ高いので、豪族しか持ったらダメです笑
ただ、鉛筆は市販の物も使えるので、消しゴムキャップを諦めれば維持費はそんなにかかりません。
まぁこれ買う時点で維持費とかどうでも良いと思ってる人しかいないでしょう。
鉛筆の書き味は、ぶっちゃけ日本製の方がレベル高いと思います。
とにかく存在感は抜群。かっこ良すぎです。
さらに上位のスターリングシルバーがありますが、これは素材の違いです。
スターリングシルバーは使っていく中で経年変化を楽しめますが、あまり綺麗に色付かないので、このプラチナコーティングの方が良いのではないかと個人的には思います。
木軸にいろんなカラーがあります。
鉛筆自体もなかなか高いので、気に入った色選んだ方が良さげですね・・・
本体としてもカラーがあり、
・シルバー
・ローズゴールド
・ブラック
・シャンパンゴールド(限定色)
から選べます。
シルバーのみ名入れOKだったりしてる店もあります。
個人的にはシルバーに金文字名入れが気に入ってるので、シルバー推しですね。
けどブラックもかっこいいですね・・・
ゴールドは限定・・・




パーフェクトペンシル スターリングシルバー

先に紹介したプラチナコーティングの銀バージョンです。
素材が高くなるため、その分数万円高くなります。
重たいのと、経年変化で黒くなってくるので、
・より高級素材が良い、と思っている豪族の方
・庶民が持つ汎用品なんて持てないと思っている貴族の方
・重たい鉛筆で腕を鍛えたいアスリートの方
・経年変化で自分だけのパーフェクトペンシルにしたい方
などにはお勧めできますが、プラチナコーティングで良いと自分は思います。
木軸もブラウンのみです。
パーフェクトペンシル マグナム
ラストは、「パーフェクトペンシル マグナム」です。


マグナムとはなんぞや?木軸が太いです。
そして、4Bです。


以上です笑
マグナムの方が個人的には圧倒的に書きやすいです。4Bも良い。
そしてこれ、是非実物手にとって見てもらいたいのですが、存在感が半端じゃないです。
完全に万年筆の風貌で、キャップ取ると「鉛筆!?!」ってなります。
ちょっと使うのここまでくると恥ずかしいです。
なにその太い鉛筆、ぷぷぷ・・・ってなります。
それでも、使いたい。なんなら悪目立ちしたい。そしてお金が有り余っている。
なら買いましょう。
個人的にはブラックが良いかなと。
ブラウンだと、「でかい鉛筆!」感がすごくありますが、ブラックだと「別次元の筆記具」感が出せると思ってます。感覚の問題です。事実はでっかい鉛筆です。
色はブラウンとブラックのみ。
鉛筆も一般のものがないので、ぼったくりの純正を買い続けなければなりません。
長期的に資産形成ができている方のみ手を出してください。
鉛筆を見直そう!パーフェクトペンシルを手に入れろ!
以上です。なかなか奥の深い世界ですね・・・
個人的には、
・カステル9000番(楽譜書き込み用)
・プラチナコーティング(普段使い用)
・マグナム(思考時のお供用+普段気まぐれで使用)
という使い方でいきたいですね。
マグナムは汎用性がないので悩ましいですが、書きやすさはダントツですね。
伊東屋など大きい文具屋であれば実物が置いていたりもするので、是非実物見てみてください。
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