現状のカメラ・レンズの状況解説+高機動なカメラを考えたらマイクロフォーサーズな気がしてきた件

X-T3とCANONレンズ カメラ
X-T3とCANONレンズ
スポンサーリンク

カメラって、ほんと悩みが尽きませんよね。
私は今、マウントをキヤノンと富士フイルムで持っていますが、実質富士フイルムに統一した心持ちです。

しかし、なんだかマイクロフォーサーズが気になる年頃になってきました笑
現状所有カメラとレンズを紹介しつつ、なぜマイクロフォーサーズが気になるのか、何を悩んでいるのか、今の課題と買い換えるメリットを考察します。

スポンサーリンク

現状所有するカメラ

自分の気持ちを整理するためにも、現状所有しているカメラとレンズを紹介します。
基本的にはX-T3をメインに使っています。

X-T3(富士フイルム)

富士フイルムのフラッグシップミラーレスカメラ。
今やX-T4が出てしまったので旧機種になったが、まだまだ現役の性能。

富士フイルムは「色」が綺麗で、他のカメラと比べてここは圧倒的に良いと感じている。(現像せずとも、JPEG撮って出しで満足感ある仕上がり)

X-E3をもともと持っており、そちらとの富士2台持ちが理想だったが、諸事情ありX-E3は売ってしまいました。
なので、2台持ち歩くなら、下記の80Dか、コンデジのスタイラス1になります。

EOS80D(キヤノン)

キヤノンのミドル機種。自分の初めての一眼レフ機で、なんやかんや一番付き合いが長いカメラ。
光学ファインダーの「撮ってる感」は楽しく、電池の持ちや、バリアングルなどX-T3と比べても持っている性能の違いはややあり、使い分けられなくもない。

が、やはり画質の面ではX-T3が上で、特に暗所の性能が悪く、吐き出す絵にムラがある印象。良い写りするときはとても良い。

現状所有するレンズ

レンズもとりあえず一通り揃えはしました。
16mm〜300mm+マクロまでは焦点距離として保有しています。
ほとんどキヤノンレンズですが、フリンガーを使うことで、X-T3にキヤノンレンズを使っています。

標準レンズ

旅行に1本レンズ持って行こう!ってなればこの標準レンズを持っていくか、軽い単焦点の2択になります。
幅広い被写体を狙えるので、標準レンズ持っていくことが多いです。
結果最も使用率が高いです。

XF16-80mmF4 R OIS WR

富士フイルムのF4通しの標準レンズです。
とりあえずこれを持っていけばまぁなんとかなるレンズですね。

16mmのまぁまぁ広角から、80mmのまぁまぁ望遠まで、まぁまぁ満足できる焦点距離をカバーします。
観光、旅行で、風景や建物、料理など撮るには最適ですね。
写りもよく、結構寄れるレンズなので、使い勝手はとても良いです。

さらに防塵防滴なので、X-T3と合わせて全天候乗り切れます
外観の質感も良いです。ちょっと重くて大きい印象はあります。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

EOS80Dに一緒についていたキットレンズです。が、性能なかなか良く、
・超スピードのフォーカス速度
・晴れた日には高い解像度(特に望遠域)
・超寄って撮影可

となかなか気に入っています。

焦点距離も135mmまであればだいぶ満足です。
質感はプラスチック感もありやや安っぽいですが、その分軽く、悪くないと思います。

フリンガーを介して使うと少しフォーカス速度落ちるし、XF16-80mmF4 R OIS WRの方がレンズスペックは高いと思うので、なかなか出番が減っています。

ただ80Dメインで使っていたときは、このレンズの使用度がダントツで高かったです。

望遠レンズ

ネイチャー系フォトグラファーを目指している自分にとっては、野鳥や昆虫など、望遠レンズで撮影したいところです。
今は1つしかレンズがありません。

EF70-300mm F4-5.6L IS USM

ふるさと納税でいただいた、70-300mmの焦点距離を持つLレンズです。
念願の白レンズでかっこいいですが、そこまで長くない焦点距離と、何より「圧倒的な重量」により、なかなか使用頻度が低いです。

防塵防滴がメリットですが、フリンガーを介していることもあり意味をなさず、ただのクソ重いレンズになってしまっているきらいがあります。

ただ、色のりが良く、綺麗な発色をするので、表現力は気に入っています
300mmってのがまたなんとも中途半端で、鳥を撮るには短すぎ、虫など撮るならマクロ100mmで良いかなとも思い、なんとも使いづらい状況です。

まぁ兎にも角にも重いのが一番きついです・・・。

単焦点レンズ

1画角しか取れない単焦点レンズですが、その分画質が良かったり、尖った写真が撮れます。マクロレンズも単焦点なのでここで紹介します。

EF100mm F2.8L マクロ IS USM

おそらく今まで使ってきた中で一番気に入っているレンズになると思います。
画角のせいかもしれないですが、絵になる写真が撮れる印象です。

マクロはもちろんですが、普通に単焦点としても良い写真が撮れます
今でもEOS80DとこのEF100mm F2.8L マクロ IS USMの組み合わせが一番しっくりくる感じがしています。(今はフリンガーでX-T3で使用してます)

ただ、やはり100mmというのはどうしても場所を選びますし、汎用的には使えないですね。普通に旅行でこの1本はかなり苦しいし、どうしても標準レンズや画角の広いレンズと一緒の運用が必要です。
APS-Cなので実質150〜160mmなのでなおさらです・・・)
そして旅行で2本持っていくかというと、なかなか持っていかないんですよね・・・

XF35mmF2 R WR

富士フイルムの単焦点レンズです。
・軽くて小さい
・防塵防滴
・写りが超シャープ
ということで、なかなか活躍するレンズです。

レンズフードをつけることで、さらにお洒落度がパワーアップします!

特にX-E3との組み合わせは「高画質かつ最軽量」なのではないかと思います。
出張なんかでこのペアで良く持って行きました。

X-T3になってからも、軽さ重視のときはこいつを持って行きます。
X-T4になり、ボディ内手振れ補正もついたので、そうなればなおさら価値は上がるかなと思います。

EF-S24mm F2.8 STM

キヤノンのいわゆる撒き餌さレンズですね。APS-C専用のパンケーキレンズです。
このレンズ、あなどれなくて、これまた色のりがとても良いレンズなんです。

80Dで使っても、なかなか良い色のりでしたが、X-T3で使うとまた良いんです。
画角もちょうど使い勝手が良いですね。フルサイズ(35mm)換算でちょうど35mmくらいになります。

フリンガーをかませると、パンケーキではなくなってしまい、二重パンケーキのようになってしまいますが笑 それでも軽量小型で、結構気に入ってます。

今のカメラ、レンズの何が不満なのか

上記が自分のカメラセットになります。

超ガチで撮りに行くときは、
・X-T3+XF16-80mmF4 R OIS WR or EF100mm F2.8L マクロ IS USM
・EOS80D+EF70-300mm F4-5.6L IS USM
の2台持ちで戦います。

ただ、色味はX-T3が好きなので、なるだけX-T3で撮ります。
レンズ交換覚悟なら、上記レンズをカバンに入れ、X-T3のみで頑張ります。

自分もこの装備でやっていけそうだと思っていました。これでもうカメラに悩むことはしばらくないだろうと。

しかし、やっぱりあの問題が付きまとってくるのです・・・
そう、重いんです。。

荷物が重すぎて写真撮る気が失せる

「ミラーレスごときで重いとか言ってんじゃねぇ!」と怒られそうですが、重いですよ笑

「本当に写真だけ撮りに、車で現地まで行く♪」って人とかはそんな気にならんでしょうが、基本的に何かのついでに写真を撮りたいと思っていたり、車なく現地までリュックで向かう自分にとっては、かなりきついです・・・

旅行先なんかで上記レンズを3つ持っていくわけにもいかないし、そうなると結局、
・X-T3+XF16-80mmF4 R OIS WR
だけの装備になっちゃうんですよね。

でも現地で野鳥とか、虫とか見つけるたびに、
「あぁ〜他のレンズも持って来れば良かったなぁ・・・」
って思っちゃうんです。

でも持ってきていたら肩潰れてます泣

望遠の焦点距離が微妙

これはレンズのせいでもありますが、望遠を意を決して持って行ったとしても、
70-300mmではイマイチです。

そしてレンズも暗く、どうしても暗がりだと微妙なんですよね・・・

候補としては100-400mmのいわゆるライトバズーカ系のレンズを買うことですが、これもかさばるし、結局持ち歩かない気がするんですよね。めちゃレンズ暗いし。

マイクロフォーサーズだったら軽くてレンズも小さいし良くない?

そしてマイクロフォーサーズなら・・・?という気持ちがまた芽生えてくるのです。
でもやっぱり色は富士フイルムが良いし、センサーサイズもなんならフルサイズに憧れるくらいなのに、さらに小さくなるなんて・・・という気持ちもあります。

でも結局、「持ち歩かなければ意味なくないですか??

と思うわけです。
色は頑張って現像すれば良いんです。めんどくさいけど。

センサーサイズゆえ望遠が生きる

センサーサイズが小さいので望遠は有利ですよね。
焦点距離が2倍なので、300mmが600mmです!

例えばキヤノンで300mmの明るいレンズを買うとなるとこんなんです。

金額見てください。ぶっ飛びますよね。そして重さもぶっ飛びの・・・

約2350g

です・・・。

これがオリンパスのレンズだったらどうか。

まぁF4なんであれなんですけど・・・価格は半額程度(それでもクソ高いけどな)
重量は・・・

1270g

ということでまだ現実的ですよね。(まぁまぁ重いね)

本当に軽くなるのか、レンズ込みで重量計算してみる

なんかわからなくなってきたので笑、実際に計算してみます。

まず、今の装備です。

・X-T3:539g
・FRINGER(フリンガー) FR-FX2:249 g
・XF16-80mmF4 R OIS WR:440g
・EF100mm F2.8L マクロ IS USM:625g
・EF70-300mm F4-5.6L IS USM:1050g

合計重量:2,903g

3キロか・・・なるほどですね・・・

続いてオリンパスセットを計算してみましょう。
カメラは気前よくOM-D E-M1 Mark IIIで行きます。本当に買うとしたらひよって2かもしれません。

・OM-D E-M1 Mark III:504g
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO:561g
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro:185g
・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO:1270g
(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO:760g)

合計重量:2,520g(2,010g)

まぁまぁ重いっすね笑
レンズはより明るくなったり、でもセンサーサイズは小さかったりで、もうどっちが良いのか良くわからないですが・・・
軽くはなりますね!1キロくらい!

軽さもあるが、かさばりが大きく減る!

重さもあるんですが、サイズはでかいです。
特にマクロレンズとか、オリンパスのやつポケットに入りますからね笑

なので、重さがあったとしても、やはりマイクロフォーサーズは正義ではありますね。

超軽量装備にすることもできますし、「ついでにマクロも持って行っとくか」とかは余裕です。

望遠でも、少し画質を犠牲にすれば、超絶軽いレンズもあります。
驚異の焦点距離です。

423gで35mm換算で「150-600mm」です。どうなってるん?

個人的にオリンパスの操作感は好き

自分のオリンパスとの出会いは、高級コンデジの「スタイラス1」でした。

今でも手元に残しています。
18-300mmで全域F2.8という半端じゃないスペック!
ただし、センサーサイズは

一眼使った後になかなか使う気にならないんですが、旅行の記録写真なんかだったら、こいつが最強かもしれません。

昔、長々とこいつを使ってきたこともあって、オリンパスに不思議と愛着があります。
なので、OM-Dを触った時も何かシンパシー感じちゃったんですよね(何)

そして、見た目も質感も高級感あるのは好きです。

ネックは・・・

じゃあ買えば?って感じですね。
でも悩ましいです・・・なぜか?

1つは金額の問題です。
先のセットを買ったとしたら、ざっくりですが、

・OM-D E-M1 Mark III:20万円
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO:15万円
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro:4万円
・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO:32万円
(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO:16万円)

合計金額:71万円!!

本体を旧式にして、望遠レンズを40-150mmにしたとしても、

・・・55万円ですね。まぁまぁですよこれは・・・

あともう一つ。やはりセンサーサイズですね。
まぁここ言うとそもそもの議論の意味が・・・って話ですが。。
ここはメリットでもデメリットでもありますが、やはり写真のクオリティで見たときに、センサーサイズは大きいに越したこともないとも思ってしまうよね。

昔EOS80Dを買うとき、実はこのOM-D E-M1 Mark IIを買うかもものすごく悩んだんです。
その際に辞めた理由は、
・撮れる写真に良さを感じられなかった(スナップ写真的なの特に)
・電子ファインダーが好かなかった(オリンパス特にしょぼい)
でした。

じゃあもうやめとけよって感じもしますが、
・写真のできは、現像でなんとかなるのではないか
・電子ファインダーはもう仕方がない
・自然の中で写真を撮るなら、望遠、マクロならマイクロフォーサーズが良いのでは

という気持ちです。
そう、もはや自然の中で撮ることにのみ価値を置いていると言って良いですね、これは。

そう考えたらレンズラインナップも変わりそうです。

・OM-D E-M1 Mark II:9万円(旧式で妥協)
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO:15万円
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro:4万円
・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO:32万円
(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO:16万円)

300mmで56万円、40-150mmで41万円です。まぁ・・・きついなぁ。。

こうなってくると、体を鍛えて、重さは耐えて、今のX-T3に下記セットで行くとかの方が良いのかな・・・

もしくは富士フイルムからも出てましたね、100-400mm。
なんか写真の眠たさがある気がして気になって、イマイチ惹かれないんですよね。。

まぁグダグダなマウント悩み記事になってしまいました・・・

書きながら思ったのは、「何をどう撮りたいのか」を良く考えて、それが充たせる装備を買う!ですね。

・撮りたいのは鳥や虫などのネイチャーフォト
・70-300mm(APS-Cで450mm)では足りないと感じている
・動き回る上で、なるだけ軽装で行きたい

そう考えてみると、結局マイクロフォーサーズに変えるメリットは、
マクロレンズをセットで持っていけるか
くらいな気もしてきましたね笑

あとはときめきの問題・・・
OM-Dかっこいい、使いやすい、しっくりくる、とかで買いたいかですが・・・

金額が高すぎて全然ときめかない!!

ので、これは買えなさそうですね・・・
望遠レンズを買い足して、日々腕立て伏せをする方が良いのかもしれません・・・

もしもマイクロフォーサーズに行くなら、マウントチェンジの覚悟で行きたい。
でも富士フイルムを完全に捨ててマウント移行は難しいように思っています。

カメラ、難しいなぁ・・・

コメント